2011/06 report

第89回 定例活動報告
「東の森(6月19日 第3日曜日)」

全体報告<大日向>

04.jpg曇るのか晴れるのか?
中途半端な一日でしたが最後は気持ち良い一日で終わりました。

初参加者・リピーター含めて17名が参加しました。特に初めての方はネットでぼんぼりのHPを過去に遡って熟読し、年齢構成まで調べて自分でも大丈夫と判断して参加されたそうで、HPの継続性・編集部の心意気が評価されたと嬉しいかぎりです。

05.jpg初めまして主な作業は炭焼(別記)とぼさ刈り(別記)です。
炭窯はプロに依頼したすぐれもので、煙の漏れもなく点火から10時間強で仕上がりました。責任者には早出とサービス残業(?)までして貰いましたが、10時間を要することを全員で考える事にしました。次回の窯開けが楽しみですが、炭は河原でのバーべキューに使い、残り炭は地元の畑の有機肥料とし、そして木酢液は希望者に配布されます。

ぼさ刈りは前回の続きで斜面がどんどん上部になっていきます。往復にも時間がかかり、午後は裾の方で作業をする人も増えました。又、その昔雪倒れ防止として使われた針金がそのまま幹に食い込んだまま放置されており危険でもあるし、チェンソー2台も痛めてしまい注意が必要です。

軒下農産物購入はキャベツ、キュウリ、玉ねぎ、じゃが芋、エシャロット、人参と季節の野菜が増えました。この農産物は地元の方が近くの瀬音の湯で販売しているものを、ダイレクトで販売・購入することによりお互いがメリットがあるということで始められたものです。

メンバーの2人が其々のルートで東北の震災地にボランティアとして参加しました。会の活動とは直接の関わりはありませんが、肌で感じた生々しい報告をお願いしました。
[ボンボリストのコーナーへ掲載] こちらからLinkIcon

なお、私ごとですが震災以降自宅でのお酒は東北三県のものと決め、現地を応援しようと身体をはって(?)飲んでます。アフター5はいつものところで7名参加でした。


炭焼き班活動報告<尾島>

21.jpg本日の炭焼き早出組カマさん2号の初煙

新デザインの初窯を任される緊張で目覚まし時計よりも先に目覚めました。
休日6~7時の電車は山に行く人の他に新宿で夜を明かしたと思しき人々、スポーツの試合に赴く中高生もいて結構賑やかです。ずーっとうつらうつらしていましたが、終着駅に近付きつつある頃、車窓に見える景色に目を覚まされました。集落の向うに見える幾重かに重なった山々の間に霧が立ちこめ、その重なった稜線だけを黒っぽく見せているのです。正に“幽玄”とはこんな事だろうと思わせてくれます。そして、線路脇に時々見える栗畑の木は房を放射状に伸ばした花が盛りで、そのクリーム色の花を丸い樹形の表面にびっしりと載せています。

最寄り駅には既に会長、Yさんが待っていてすぐ現場に向かいました。基地へと登る畑の中の道で集落の人が仕事をしていて挨拶をしました。と、「先にカメラマンが登って行ったよ。おっきなカメラ持って。プロの人じゃないか」と言います。何を取材に来たのかと訝しく思いながら登りきり左折すると… 何と基地に人影!えっ!と思いながら良く見ると、撮影・HP担当メンバーのTさんでした。

02.jpg火入れ…緊張の一瞬カマさん2号は我々を泰然として待っていました。そんな彼/彼女の為にも気を引き締めてかからなければと感じました。スコップ、バケツを小屋から出し、移植ベラ、ライター、空缶、ペットボトル、漏斗、団扇、焚き付け用新聞紙等を準備して仕事の始まりです。燃焼口の両側に空間があり、そこにも材を入れた方が良いとの師匠のアドバイスがあったのですが、上からは入らないし、前からは入れられても蓋を閉める段に材が動いて無理なので諦め、蓋を閉めました。窯設置場所の隣の土を掘って窯に被せ、火をつけ…手分けして作業を進めて行きます。

09:00 
燃焼口に火がつき、黒い土でこんもりと覆われたカマさん2号のお尻から突き出た煙突から白い煙が出始めました。

他メンバーも到着し始め、カマさん2号を覗きに来ます。窯焚き班は温度を上げるべく燃材を足しながら団扇で扇いだり、火吹き竹を使ったりします。更に、燃材が丸のままだと燃えにくいとそれを割り始めたりと、夫々が木炭完成に向けて関わります。

10:30
煙突から出る煙が80度程になったと思えたので、燃焼口を絞り始めました。ドラム缶が取り外し式の蓋付きで、その蓋の内側に燃焼箱が溶接してあり、外との境は落とし込み式の小さな蓋が付いています。その小さな蓋が全部落ちないように小石を挟んで2,5センチの隙間が出来るようにしました。 

15.jpgお昼もモクモク…窯煙突からの煙がなかなか竹煙突に流れず、Tさんのアイディアで、以前窯煙突に使用していたカーブ煙突を窯煙突につなげ(置いただけ)竹煙突へのガイドにしました。うまい具合に煙が流れ、木酢液がポタポタと大量に落ちてそれを受ける小さな缶はすぐいっぱいになってしまいます。(最終的に採れた木酢液は500ml×7本、350ml×1本)

12:00
燃材を追加して絞りを1センチに変更。竹煙突の先の煙は大量に出ていて角度によって白だったり、青だったり。
12:45
煙が弱くなり、燃材を入れて絞りを2センチに変更。
13:30
絞りを1センチに変更。
14:00
絞りは1センチを維持したまま、煙が青っぽくなって来ました。それでも煙はもくもくと出続け、木酢液も相変わらずポタポタ、ポタポタと落ち続けています。

終礼の後、メンバーが帰宅し、私とYさんが残業です。

16:45 
窯煙突の上に手をかざすと熱くない!しかも勢いがないのです。Yさんも「100度までないね」と。“温度が上がらないからなかなか炭化が進まない”と判断して、焚き口で再度火を燃やす事を決心しました。吉かと出るか凶かと出るか…恐る恐る新聞紙、杉葉を詰めて火をつけ、燃材を半分ぐらい入れて燃えた所を見計らって絞りを1センチにすると窯煙突の煙は徐々に熱くなって来ました。
17:30
再度半分の燃材を入れると、窯煙突の煙の勢いが増す事は増すのですがまだ物足りない印象です。
18:30
窯煙突の煙が透明になったと判断して燃焼口の蓋を閉め、燃焼口の前にブロックを積み、窯との間に土を落とし込み封鎖しました。
19:00
窯煙突に缶を被せました。

16.jpg大砲!?長い事白い煙がどんどん出続け、順調と思っていましたが、見ていたのは竹煙突の先が主で窯煙突は偶にでした。もっと頻繁に窯煙突を見ていたならと悔やまれます。そうすれば、1時前の前半最後の燃材入れの後にも温度があまり高くない事に気が付き、燃材の追加をしたのではと思います。5時前に火を焚いたのが結果にどう反映するかとても心配です。師匠の「ニューカマさんの悶えるのを見たいような見たくないような…」との言葉を借りれば、窯は悶える事など皆無でされるがままに泰然自若としていて、どうしよう…と悶えたのは私でした。初窯を任せてもらった事はとても光栄な事で、大いに楽しみ、大いに苦しみました。


ぼさ刈り班活動報告<冨田>

都合がつき久しぶりの参加です。
武蔵五日市駅の集合場所には仲間が集まっており、お早うございますと声を掛け合いすると早起きして参加して良かったと思いました。天気も梅雨の合間の曇天でしたが、前日降った雨のせいですごく蒸し山仕事中にメガネが度々曇ってしまいました。

仲間の車で麓に移動して山の中腹にあるテラス(基地)に登る途中で、お水を分けて頂いている地元の方よりラッキョウのお漬物を頂き、お昼に皆で美味しくご馳走になりました。

作業する場所に移動する際、途中の山道脇にある祠が新しくなっていました。
地元の方が建替えたのでしょう。山も少しずつですが手入れがされ整備される事により目がかけられる様になったのかなと思いました。山道から手を合わせて作業の安全をお祈りしました。

08.jpgぼさ刈り予定地はず~っと上!12.jpg蔓がぁ…17.jpg3連梯子で!

作業はボサ刈りと切り倒したが蔓で絡まり宙吊りになってしまった木を下ろす作業なのですが、絡まった木を中々下ろせません。高い位置に紐を掛けて数名で引っ張ったり、根元を持って押したり引いたり、宙吊りの木を切込んでみたりと悪戦苦闘です。大物は一本も下ろせず午前の作業は終了です。

お昼は新宿駅で購入して持参した駅弁ですが、頂いた漬物と仲間が作ってくれたお味噌汁、ドリップしたコーヒーと山の中腹で何と贅沢なランチタイム。
食後にシートに横になり、ほんの少しですがウトウトしてリフレッシュできました。

09.jpgぼさ刈り最前線23.jpg安全祈願11.jpg着々と進行中…

午後の作業に入る際に、枝打ち用の3連梯子を担いで行く事にしました。絡まった蔓を梯子に登って切る作戦です。急な斜面を大変ですがリベンジの為に梯子を担ぎ上げます。
担ぎ上げるのにパワーを消耗してしまい、梯子に登るのは先輩にお任せしてしまいました。先輩もチェーンソーを持って登って来ていたのですが、御免なさい。
作戦は上手くいき宙吊りの木を下ろす事が出来き、風景も気分もサッパリしました。


初参加感想<渡辺>

10.jpg初めての参加です。
なんの縁だかインターネットの検索で、ぼんぼり山のホームページへ。
素敵なホームページにひかれてか、気楽にいってみようと思いました。
特に60代が多いところに安心して。
でも、友達も子供も一緒にいってくれず、不安ながらも思い切って一人での参加となりました。

ドキドキして、集合場所へ。
アットホームなかんじで迎えてもらえホッと…
作業場所に移動して、会長さんに山を案内してもらい早速作業へ。
みんな想像以上の急斜面の上の方にいて、なんとかたどりつけた。

のこぎりも使えるのかしらなんて思いながら、教えてもらうままに木をきって…
18.jpgなんてうちに、午前中終わり。
お昼は豚汁をいただき、コーヒーまで…大福まで… 幸せ♪

午後は斜面の下の方で竹を切る作業。
わりと簡単に大きな竹を切ることができるので快感。
その後に枝落としの作業を黙々と。
途中途中に
  今日の目標はけがをしないことだから。
て、思いながら一休みしつつ…
みなさん、ほんとうにタフでびっくり。

終わった後は、飲み会まで参加してしまいました。
至福のビール…おいしい♪
気持ちのいい汗と充実感でいい一日となりました。
これから季節の山の景色のうつりかわりが楽しみ。
今回は不参加でしたが、チェンソーを操る美女もいるとのこと、これも楽しみ。

2日たっても体が痛い。
でも次回も参加しますよー。
よろしくお願いします。

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第88回 定例活動報告
「東の森(6月4日 第1土曜日)」

全体報告<大日向>

01.jpg爽快♪定例活動日としては今年最良の日和で駅ではバス待ちの登山者の行列が延々と続いてました。毎度のことですがこの登山者の一割でも森林整備に関わってくれればと思うのですが…
関わりたいという23名が駅北口に集まりました。

作業はテラス周辺(別記)とぼさ刈り(別記)とに分かれました。テラス周辺では炭焼き窯の搬入・設置、ロゴソール台設置、まな板製作、食卓への日差しを遮るよしず張り、シイタケ菌を埋め込んだ楢材の移設、クヌギ苗の移植、今回は赤だし味噌汁、コーヒー作りと多彩です。

特に炭焼き窯はプロが図面を見ながら製作し、メンバーがボランティア精神でに御殿場までわざわざ引き取りに行ってくれたすぐれものです。もろもろの材料と一緒に全員でテラスまで運びあげてくれ、まさに数は力ですし全員の自発的協力があってこそ成り立つものだと感謝する次第です。

02.jpgよしず張り03.jpgいざ出撃!04.jpgぼんぼりカフェの開店準備

ぼさ刈りは前回の延長での作業です。だんだん上部に行くに従って往復がきつくなりますが、「ザ・ぼさ刈り」これが本当のぼさ刈りだ!!と思わせる、人が入っていない森です。それでも炭焼き釜跡や、雪倒れ防止をして、そのまま幹に食い込んでしまったままの針金があったりして半世紀前の人跡を偲ばせてくれました。雑山にも一チームが入り樫の木の整理をし、帰りには炭焼用として担いで帰る等、充実した一日でした。

今日はテラス周辺要員の方が多かったようですが、単に森林の整備をするだけでなく材を利用する事も重要で、バランスがとれていたと自画自賛です。

05.jpg実生から育て昨年テラスに移植したクヌギ・こ楢が順調です。
来春には森に定住させたいと思ってます。

軒下農産物購入は野蒜、レタス、きぬさや、キャベツ等季節ものの種類が多くなってきました。
アフター5はいつものところで10名が集まりました。

次回は炭焼です。7月実施のバーベキュー用の炭ですので失敗は許されません。乞うご期待!!


活動報告<草野>

Mr ? Miss ? カマさん2号鎮座

はるばる御殿場から新しいドラム缶炭窯がSさんとTさんの付き添いでぼんぼりに来ました。

お窯の第1号は煙を吐き続けて約2年、この間文字通り身を焼き焦がして真っ黒な炭を生産すること4回(うち1回は介添えの不手際で未熟炭でしたが)と活躍しましたが、そこらへんに転がっている普通のドラム缶をメンバーが手作りでカマに仕上げたものでした。カマの宿命か身を焦がすような働きぶりで本体もボロボロになりあちこちから空気が漏れる状態で「そろそろ身受けされて静かに暮らしたい」と相談されていたのですが何とかごまかして使ってきました。ここらで彼(彼女)の願いを聞き入れてSさんを通じて第2号ニューカマさん制作を依頼していました。

そのカマさん2号が今日届くというので何が何でも参加せねばと久しぶりのぼんぼりでした。

06.jpgさらば1号…08.jpgニューカマ(ー?)さん…07.jpgニューカマさんの後姿

その姿は、背中に脱着式の蓋があり、おなかの底まで見え、底には煙が出る絶妙な穴が開き、口は留め金付きの口の堅そうなカマさんでした。早速、基地まで肩で担ぎ上げました。見かけによらず体重は軽くて扱いやすいようです。

基地について、Oさんと二人でニューカマさんを設置しました。
まず、1号カマは感謝の念をこめて丁寧に撤去。掘り起こしてみるとやはり体力気力の限界だったのがわかりました。これからは余生をゴミ焼きカマとして過ごしてもらいます。

ニューカマは腹に穴がありここから煙を吐き出す仕掛けになっているので土を深く掘りブロックを入れこれと煙突を接続させるのに気を使いました。

09.jpg装てん完了設置を終え、次の炭焼きのための炭材を入れました。いわゆる処女窯ですので失敗させるわけにはいかないのでカシを主体に比較的良い木を選んで詰めておきました。

次回の活動日にバーベキュー用の炭を作るため火入れします。私はニューカマさんが身を焦がすのを見ていられないので不参加です。

ニューカマに恥じをかかせないようにOさんの奮闘を祈ります。
皆さんニューカマさんを温かい目で見てやってください。


活動報告<森山> 

初めてのボサ刈り

10.jpg久しぶりのぼんぼり参加、会社の人は誰も来ていなかったが顔なじみの方もだいぶ増え
違和感なく仲間入りさせてもらった。

現地に到着後ボサ刈りに手を上げ鋸を腰に下げヘルメットをかぶり更にペットボトルを腰にぶら下げいざ出発。5~6人の体制で横一列になり山を登るようにして進むことになった。

以前から疑問に感じていたことだが、ボサ刈りってどういう意味なんだろう?イメージとしては、下草的もので雑草・雑木のことなんだと思うが、その語源がどこから来たのか私にはまったく解らないままボサという言葉を使っている。

11.jpg意味はともかく相当の急傾斜のなか下草、雑木がうっそうと茂っている中、最初は転んで下に落ちないように慎重に作業に入った。

だいぶ作業にもなれピッチも上がったところで昼食タイムいつもの手作り味噌汁をおいしくいただき食後のコーヒーも自然の中これまた絶品でした。

午後の作業では、更にエンジンがかかりボサ刈りのピッチを上げ我ながら相当の成果があったと思う。ところが途中でペットボトルの水がなくなり汗は噴き出すしこのままでは、まずいかと思いペースダウンをしました。時間も3時半過ぎになり早めにベースに戻りおいしいコーヒーが残っていたので遠慮なく頂戴しました。

今回の参加では、ボサ刈りだけでなくバイク(自転車)の先輩から色々アドバイスももらい、更に帰りには地元の野菜詰め合わせを買い充実した一日を過ごさせてもらいました。2次会には参加しませんでしたが電車内で缶ビールを飲み良い気持ちで横浜まで帰りました。

来月は、河原でのイベントもあるとの事これからいよいよ日本の夏になるでしょうが体力維持に励みできる限り参加したいと思いますので先輩方宜しくご指導願います。

活動報告<清水>

基地周辺は大賑わい
12.jpg
この日はやるべき作業が沢山予定されていた。新しく作ってもらったドラム缶の炭窯の設置。テーブル使用時の夏の日差しを防ぐためのヨシズ架け。そして懸案のロゴソール用の常設台設置作業。炭焼き釜の設置は炭焼き班の二人。よしずは炊事班の二人。そしてロゴソール常設台設置にはチェンソーのベテランをリーダーに三人が加わった。いつもより多い基地の人数だ。

まず、炭焼き釜。
既存の炭焼き釜の撤去から始まった。新しい炭窯はハウツー本の設計図をもとに御殿場の鉄工所で作ってもらった。鉄工所の好意で当初の設計図と違って燃焼室はより頑丈にと薄い一斗缶ではなく厚い鉄板に、材料の取り入れ(出し)口も別のドラム缶を切りこんで蓋にする設計のところをこれも厚い鉄板を使って頑丈で使いやすいものにしてくれた。ヒッパレータの製作を頼んだ鉄工所だが、より良いものを作ってやろうという職人の心意気が感じられる製品に仕上がっている。次回の火入れが楽しみだ。そもそも簡易炭窯なので既存の釜の撤去も思いのほか簡単に終わったようだ。次回の火入れの準備に移っていた。構造的にみれば燃焼室で燃やす薪の火は炭の原材料に直接当たらない。いわば木の燻製を作るようなものだ。だからこの炭窯は簡単に燻製製造機にも転換可能だ。きっとすごく美味しいベーコンなど簡単にできると思われる。そのうち「炭焼き班」の向こうを張って「燻製班」ができるかもしれない。ともかく新しい炭窯を見た炭焼きのオジサンとオバサンは満足そうな顔だった。

13.jpg炭焼き班14.jpgこんな感じ…かな?15.jpgまな板…完成間近♪

25.jpgロゴソール常設台もできてみれば極めて有用なものであった。2年前に会でロゴソールを購入した。今はイチョウの丸太を挽いてまな板を作っているが、付属のレールを丸太にセッティングするのがかなり面倒な作業だし、簡単にレールが動いてしまい綺麗に挽くのがかなり難しい。そこで常設の台を作ろうということになった。用意したのは1mの単管8本、2mの単管4本。そしてそれをつなぐクランプ16個。まず縦に1mの単管を地中に打ち込み。4隅に打ち込んだ後、2mの単管を2段に。水平をみて下の段に切るべき丸太を入れ上の単管の上をロゴソールを滑らす。刃の高さ調整はロゴソール本体に取り付けられたユニットで。そうして試験的に挽いてみれば素晴らしい出来栄え。材料のコナラの板が美しい。難しいのは当初の水平の取り方だけとなった。これも工夫して次回にはより完璧になる予定となった。綺麗に挽けた板をみればいろいろな発想も浮かぶ。柞の森に転がっている広葉樹の丸太も「どんどん運んでやるよ」というボッカのオッサンの心強いお言葉も頂けた。どんどん運んでもらいましょう。

22.jpgこりゃイイ♪ヨシズも掛かって食卓テーブルも一段とバージョンアップ。炊事班の二人が作業にあたつた。誰から指名するわけでもなく全くの自発的だから、炊事班としてはより美味しい状態で食べてもらいたいのかもしれない。前回、作った柱と横桟の上にヨシズを架けるだけなのだが出来上がってみればこれもまた素晴らしい。夏の日差しを防ぐためのもので涼しくなれば撤去の運命にある。いわば「海の家」ならぬ「森の家」だ。

「ここでビールを飲みたいね」「提灯など下げてもいい」「氷と書いた看板もいいぜ」とか。何となく皆の居場所ができたという感じだ。出来上がって数人でマスターがよりをかけていれてくれたコーヒーを飲みしばし一服。「こんな時間もいいね」と世間話。架けたヨシズは9尺×9尺を2枚。離れて見れば基地は今年になってすごい変貌だ。ここで昼食。新しい場所での汁ものの「赤だし」は実にうまく「ダメだし」は全くなかった。

16.jpg17.jpg18.jpg

これらの作業に合わせて、まな板の製作が続く。すでに仕上げの段階に入った。早ければ次回にも第一号が完成するかもしれない。製作依頼中の「ぼんぼり山の会」の焼き印ができ、それを押せば一団と素晴らしいまな板の完成だ。足を痛めて山に入れなくなったKさんの力作が見られる日も近い。

23.jpg冬にコマを打ち込んだシイタケのホダ木も横伏せから梅雨に入ったので物置裏に移動し横木に立てかける本来の形になった。あとはじっくりとシイタケの出るのを待つことになる。ただその前に猿防止の柵を作らなければならない。2回の夏を過ごした初めての秋が収穫期だから先は長い。

会長持参の「クヌギ」の苗もどんどん大きくなっている。「苗」とは言えず、もう「若木」という状態となった。これも会員の手で独立独歩の道を歩ます作業がなされた。私の知る限り、ここの森は「コナラ」は多いけれど「クヌギ」はないようだ。「柞・・ははそ」は「クヌギ・コナラなど」の代名詞なのだから柞の森に「クヌギ」が増えるのは嬉しいことだ。

今日も一日、基地周辺は賑やかだった。しかし本当に賑やかとなるのは森での活動が終わった4時半ごろからだ。このアフターは通常HPの定例活動報告に書かれることはない。しかし今回は特別に定例活動報告として載せてみようと思う。なぜならこのアフターになると俄然、元気になる人もいるからである。そう言う人にとってはこのアフターがまさに「ぼんぼり活動」なのかもしれないので。

そこでの一コマ。前日、管内閣不信任案の議決の茶番劇。その話になった。
誰かが「うちの会はいいね。会長安泰(会長は時々思い出したように辞任をほのめかす…)」
「会長信任決議案(不信任ではない)なんか出したら満場一致で決議案に賛成だぜ」
「辞任を認めるのは一定のメドが…」
「メドっていつ?」
「会長が衰えて山にあがって来れるメドが立たなくなった時さ」
そんな会話で会長を肴に笑いあっての解散でした。「笑う門には福来る」そんなぼんぼり山の会の雰囲気を再認識した一日でした。



19.jpgコーヒーの出前が届き一服♪ 次はこの木だな…20.jpgあ~あ…21.jpg後処理も大変…

26.jpg今日の作業は(勝手に)終了♪27.jpg疲れていてもしっかりメンテナンス!28.jpg

29.jpg30.jpgお疲れ様でした!

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