2011/10 report

第96回 定例活動報告
「東の森(10月16日 第3日曜日)」

全体報告<大日向>

DSC_2115_402.JPG朝方までの雨、天気が心配されましたが晴れ間も出、むしろ蒸し暑い中で20名がそれぞれに作業をしました。

主な作業は風倒木の処理(別記)、炭焼(別記)、テラス周り(別記)とに分かれました。

風倒木は20メートルを超す楢の木で、根こそぎ斜面に沿って倒れ、太い枝が周囲のヒノキをなぎ倒して大きな空間を作っています。小さな蟻が群がるように小枝から処理し、最後には恐竜の骨格のように解体?されてました。来年の春にはこの場所に植樹をしたいと考えています。

今年の台風での風倒木は5本、昨年のを加えると7本になりますが、いずれも楢の大木で架かり木となって太い幹が宙に浮いてます。地元の自治会長と山を見回りましたが、自分の山の領域を初めて知ったとびっくりしてましたが、地元の関心はほとんどありません。根こそぎ倒れた楢の根株は直径3メートル50センチくらいで、穴に立つと引き込まれてしまいそうです。

炭焼は早出組中心に夕方5時半までかかりました。窯の状況が煙の色で判断できるようになり頼もしいかぎりです。虫が一斉に鳴き始めた夕闇せまる盆掘はいつもと異なる格別の雰囲気を醸し出しています。

テラス周りは炭焼・作業道作りの他、高級まな板とトンガ土産のコーヒーが引き続き好評で、メンバー持参の鶏の燻製も上品な味でした。

軒下農産物購入は生姜、きゅうり、にら、ししとうでした。
アフター5は珍しく中止となりましたが、混雑した電車内を煙の匂いを漂わせているのはいささか気が引けるものです。

01 風倒木.jpg風倒木02 Before.jpgBefore03 After.jpgAfter

「風倒木整理班(仮称)」活動報告<西山>

根元の直径二尺級の楢の倒木1本除去、午前7~8名総がかりで、枝葉を取り除き、全貌が明らかになった所で中枝・大枝に取り掛かり、ここで巻き添えを食らって傾いた、三寸級の杉・檜を切り倒しながら幹に取り掛かった。

午後からは3~4名で作業を継続…残された3人に出来る範囲の、応急処置は完了、但し作業道を主とする整理は必要です。枝等は榾木・炭の材料に活用できるかもしれません。

作業を通じて印象に残った事として、
① 通常の間伐作業と比較して、危険な上下作業が発生する可能性が非常に高い。
② 見た目には倒れて安定しビクともしない様に見える大木だが、微妙なバランスで斜面に引っかかって止まっている。
③ 係り木の除去した時だけでなく、枝を取り払うとバランスが変わり、巻き込まれる危険がある。
④ 表土が現れているので落石に注意が必要。
班の名称・編成・作業手順・優先順位確認等々…今後の、ご指示をお願いいたします。

《蛇足》
皆さん、ナラ(楢) の意味・語源・用途をご存知でしょうか?
酋(おさ) の木と書き、壺から酒の香気が漏れる様を現わす、象形文字であり、酒造りの長や一族を束ねる長の事。
さらに英語名は、Oakでありウィスキー、ワインの熟成に欠かせない…
武蔵野を形成し、縄文人の食料として、時代は下っても主要な燃料=炭の原料として役目を果たしていたが、次第に少なくなった仲間と下界を眺めて暮らしていたそんな彼を…

今回は、作業道の上に覆いかぶさる邪魔者を取り除く、そんな気持ちで作業を行ったしまったので、酒の精に合う事ができませんでした。深く反省し、次回は山の木の長である楢に対し、敬意を払い・安全に作業を遂行すれば、アフター5の酒精に必ずや出会えるものと確信しております。

国木田独歩『武蔵野夫人』碑に程近い、寓居にて、
平成二十三年 秋


土木班活動報告<北山>

10.jpgここが道作り最前線天候もまあまあで、山道造りの遅れを取り戻そうと現場に向かいました。

親方はまな板作りに余念なく、下請け社長はお休みで、バリスタやカメラマンもそれぞれの仕事に専念、午前中は一人で作業に掛かりました。幸い台風の影響もほとんどありませんでした。数メートル進んだところでタイムアウト昼食に降りました。

午後は親方と料理長が参戦、結果は20メートル弱進捗しました。前回のレポートでもうあと一息で完成とご報告しましたが、進んでみると意外と傾斜がきつく、藪も濃密で完成は早くても年末かな、という感じです。土木班フル参戦ともなれば話は変わってくるかもしれませんが…個人的にはそんなに急ぐこともないかな、と考えております。

最後に燻製の話を少しだけ。なかなか思ったようにはいきません。せっかくの材料を無駄にしてしまい申し訳ありません。もう少し研究して、いつか再チャレンジしたいと思っております。

DSC_2195.JPG今日の親方DSC_2181.JPG今日のマスター その1DSC_2193.JPG今日のマスター その2

DSC_2170.JPGゆで玉子?DSC_2227.JPG燻製にしますョDSC_2230.JPG……!?


活動報告<尾島>

04.jpg《カマさん2号‐第2回》

夜明け前に結構な雨が降ったとの事で、微かに色付き始めた山にはあちこち霧が漂っていた。早出組の我々4人は、基地に着くとすぐに窯の口を閉め、着火の準備、窯への土被せ等を同時進行で始めた。

8:30-着火

燃料の薪が少なく、いつものようにYさんが準備する。Tシャツの上半分が汗で濡れている。Aさんと交替で薪を補充しながら焚き口を扇ぐ。炭焼きを始めた頃に炭材用に準備した残りの竹も薪用に折り燃やした。火力が弱いけれど、放置しておくより良いだろう。燃焼は順調に進み、メンバーが到着する頃には水分の多い木酢液が既にダラダラと落ちていた。前回、温度が上がらなかった為に長時間かかった事を反省点とし、温度を十分あげる事に重点を置いたので、煙突口に手をかざす事が多くなった。

10:00-焚き口に蓋を差込み、隙間を2センチにした
10:30-薪を補充し、隙間は2センチ

煙は盛大に出続ける。煙突口の勢いが弱まったかなと思う時、数分間扇ぎ続けると勢いは回復して維持するようだ。

12:00-薪を補充し、隙間は1.5センチ程にする

台風15号による風倒木を見に行く。尾根のラインが見える位置で2本、更に登って2本とコナラの高木が小石を咬んだ根をすっかり見せて倒れていた。根が剥がされた場所は角張った石ころ混じりの土で、むき出しになった根と考え合わせると根はそんなに深くないように見えた。私達が関係している狭いエリアだけで4本の倒木となると多摩の山の倒木はどの位になるのだろう。

13:30-薪を補充して隙間を1センチにする

窯の傍に腰を下ろしてうつらうつら・・・ 目を閉じていると、様々な音が鮮明になる。木酢液が空になった缶に落ちるリズミカルな音、虫の声、遠くで響くチェンソー、上空を通る飛行機、基地で交わされる話し声・・・ 至福の時間である。
11.jpg
「何時まで掛かるの」と何人ものメンバーが訊くが、「分からない。5時頃には終わりたい」としか答えられない。前回が7時まで掛かったのでヘッドランプ、懐中電灯も準備して来たが・・・ 終礼後、メンバーは帰り、会長、Yさん、私が残業組である。

16:00-煙の勢いが衰えたようなので、焚き口の隙間を少々大きくして扇ぎ続けると回復し扇がなくても勢いが持続する。隙間を元に戻す。
16:30-木酢液が略出なくなり、煙も大分薄くなった。
17:00-焚き口を閉め、窯の前にブロックを積み間に土を落とし入れて封鎖する。

17:30-煙突に缶を被せて終了

温度を維持する事に気を配ったからだろう、前回より早く終えた。旧窯と比べると煙突から出る煙の勢いが押し並べて弱いように思える。しかし、密封度が高いので終了後の密閉作業が楽である。


07.jpgトンガ!(…?)08.jpg今日の一杯はカレースープ♪06.jpgメンバー持参 鶏の燻製

DSC_2112_400.JPGDSC_2166_401.JPGDSC_2184_403.JPG炭焼き?煙いョ…

09.jpg今年は実が少ないようです…DSC_2241_404.JPG

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第95回 定例活動報告
「東の森(10月1日 第1土曜日)」

全体報告<大日向>

01.jpg10月第一週の土曜日・定例活動日です。10月ともなると運動会・法事・総会・山以外のボランティアと何かとイベントが多く常連組が欠席しましたが、16名の参加者がありました。

秋晴れとは言い難いなか、雑山(薪炭山)の高木と炭焼用の樫の木の伐採、整備、運搬とテラス周り(別記)の作業で始まりました。

さあどうする掛かり木.jpgさぁどうする?かかり木…高木伐採はベテラン3名が取り掛かり、高木は凄い音を立てて倒れましたが、聞く人にとっては悲鳴のようにも聞こえます。森の若返り、萌芽更新の為には必要としてますが、何とか再利用をと考えてます。昨年切り倒したホウノ木の根元からは若木が1メートルくらいにまで成長し、新しい雑山のシンボルとなりつつあります。

地面を暗くしている常緑樹も伐採し、炭窯まで運びこみました。大きな山ですので目立った変化は少ないですが陽が入ったことによりネムノき木、アカメガシワ等パイオニア種の幼樹が確認できました。

メンバー持参のトンガ産コーヒー、出身地の岡山のブドウの差し入れなどボンボリは豊穣の山です。

自然の猛威
台風12号・15号は各地に大きな被害をもたらしましたが、当雑山上部でも広葉樹の高木が根こそぎ、将棋倒しのように倒れ先端は人工林にまで達してました。お互いに絡み合い、葉も生い茂り全貌すらも解りません。他の箇所でも大木が人工林にダイレクトに倒れ込んでました。もともと尾根筋は岩肌で根も深く入り込めず、自分の重さを支えるのがやっとだったところへの直撃大風です。

05.jpg緑の葉が多くてわかりにくいのですが…06.jpg根こぎ状態…07.jpg無残…

麓から見上げると穏やかな秋の里山ですが、このように荒らされているとは! まさに自然の猛威をまざまざと見せつけられた感じです。

全国各地にこのような箇所があるのでは?麓の人は全く知らないか、又知ってもどうしようもないのかもしれません。とりあえず直近のキノコのほだ木として一部を切りだす予定ですが、その後はどうするか?皆でディスカッションする教材となってしまいました。アフター5には13名が集まりました。


活動報告<辻田>

マスターの独り言
久しぶりにH/Pに登場です。
1日が活動日となるのは今年は二回目、一回目は1月だったのでお休みでした。大体年二回程度あるようで来年は9月と12月です。
”暑さも彼岸まで”とはよく言ったもので15号台風一過、秋が駆け足で過ぎていきます。

この短い秋の一日を兵(つわもの)どもが最大限に有効活用しようと張り切って、また山・森に精一杯恩返しをしようと足取りも軽く集合。途中”いなげや”でお昼の鍋料理用の材料の買い物。これが又楽しい♪大の大人が8人も(年寄が5人と若者が3人)ドヤドヤと入って車中で打ち合わせ済みの「フカヒレスープ」の材料をあれやこれやとバスケットに放り込む。もう一つ焼き芋のいもも。さあ!これからは一路現場テラスへ。

現場では先着隊が水タンクも用意してくれている。我が会はどうしてこんなに分業が見事に成り立つのか不思議不思議?早速朝礼開始で会長から今日の作業予定段取りの説明があり安全を確かめ合いながら皆が納得で各々の持ち場へさっと散って行った。

これからがテラス班の活動開始。
11.jpg焼き芋の準備♪総監督の料理長以下4人が、火起こし、スープ材料の料理、そしてコーヒーマスターがコーヒーメーカーと発電機の準備、とこれまた見事な分業。約20分で最初のホットコーヒーが出来上がり。今日のコーヒー豆はメンバー持参の業務出張のお土産、南太平洋トンガの粗挽きアラビカ。最初のポット一杯のコーヒーが枝燃やし班、銀杏まな板製造班などなど瞬く間に空っぽ。皆一様に今日のコーヒーは絶妙の深渋みがあってうま~い、うま~いの連発。そらそうでしょうね、マスターが腕によりをかけて作った絶品だから。それにトンガからわざわざお土産を持ってきてくれた仲間の気持ちもたっぷり含んだ絶品だから。

08.jpg3回目のドリップを終えて11時前にいよいよ活動現場の皆さんへの出前シュッパ~ツ!
今日はコーヒーに大福もちを携えて。みなのうれしそうな顔を浮かべてニヤニヤしながら急げ急げ!いたいた!おじさん連中に当会自慢のギャル二人が。おやおやなにかロープワークの真っ最中。かなりぶっといアラカシの大木を切ったはいいが見事なかかり木。ま~あここは一息入れてコーヒーの出前だよっと。どうやら下の方を玉切りして少しずつ引き下ろすしか知恵がなさそう。こいつはこのおじさん連中の得意技。見届けるまでもなしと次の出前先に直行。いたいた!ずっと上の方に。お~い出前だよ。でも、全然降りてくる気配なし。

こいつは参ったな。しょうがない、たまには行くかと5分あまり。会長ほか数名が嬉しそうに待っていてくれた。早速店開き。ミルクは?砂糖は?お~お~みなブラックだって。今日はトンガのアラビカだよ!

おやおや、斜め左上を見るとでっかいコナラらしき大木が根こそぎひっくり返って。どうやら先日の台風15号でやられたようだ。更に上を見ると5~6か所やられてる。かなり急なのぼりだしこの片づけは地主さんとメンバーと相談してどうするか?
いやはやぼんぼり山でこれだから全国的にみるともっとすごいんじゃないかしら。外から見たんではわからない。山の中に入ってみてやっとわかるこのすさまじさ。やはり広葉樹の森は昔ながら萌芽更新用に適度に伐採が必要なんだろう。改めて手入れの必要性を痛感した。

さて午後はかねてより宿題となっていた納戸の大規模修繕工事。ぼんぼり土木S組の親方は銀杏のまな板作りに熱中症。まったく当てにならないが下請けのおじさん二人が全面協力を申し出。孫請けのマスターとしてはここは下剋上で下請けをこき使う羽目に。でもこのおじさん達よ~く働くよ。まったく。

02.jpgロゴソールで棚板作り10.jpg12.jpg

午後の二時間でA納戸の中は見違えるように変身。ヘルメットとノコをひっかける場所が手狭だったが増設完了、棚周りも一部手直し完了。次回は、B納戸に棚を増設と屋根の一部の葺き替えを予定。ぼんぼり山の会活動開始後4年も経過するといろんなものが溜まる。使い物にならないものが狭い場所を占領し使い勝手が悪くなっている。
よーし!次回16(日)の活動で大規模修繕工事完成予定。

04.jpg今日の一杯13.jpg03.jpg

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