2010/09 report

第73回 定例活動報告
「東の森(9月19日 第3日曜日)」

全体報告<大日向>

「暑さ寒さも彼岸まで」二週間前のあの猛暑はどうなってしまったんだろう。心地よい風が吹く秋彼岸です。夏休みを取っていた人、リピーターを含めて22名の参加で始まりました。初回の参加で楽しかった?という思いがリピーターとなってくれたのであれば大変に嬉しいことです。作業はぼさ刈り、新道造り(別記)、テラス周辺での作業とに分かれました。

01 朝礼風景.jpg朝礼風景○ぼさ刈り  前回の延長での作業としたが、前回見つかった楢の倒木を全員で確認し、決意を新たに?して左右に散らばった。ぼさ刈り含めて作業はどうしても縦長になりやすいが、今回は横長で両隣りのメンバーも散見でき、まさに理想的なぼさ刈りとなった。
尾根筋に直登したところで今度は錆びて、倒れたままの金網の列が見つかった。おそらく落石防止のため数十年前に設置されて、その後森に入る人も途絶えて人目につかないままに放置されてしまったと思われる。人家まで落石があったという話も聞いてないので役目をはたしていたのだろうか?「知らぬが仏」である。
炭窯跡が2か所ありその周辺に見事なヤブランの群生地がある。新炭用に伐採し、他よりわずかに多い日差しがヤブランの生育に最適な環境を提供したのだと思われ、生態系の不思議さを感じさせてくれる。
ぼさ刈りもいつまでやってもきりがないので今回で全体での作業は終了することにし、次回は人工林の間伐・枝打ちに移ることにした。
雑山の一角から整理した方を見ると、楢を中心とした里山の風景が醸し出されて見える。嬉しいかぎりであるが楢の木が大きすぎるのが欠点である。
05 ロゴソールでまな板作り.jpgロゴソールでまな板作り

○テラス周辺 次回に炭焼きをするための準備、銀杏のまな板作成、味噌汁・コーヒー作りなど賑やかでした。炭焼きは夕方暗くなるまでかかると思われるが、煙突も新しい竹に差し替え火入れを待つまでになってます。

○軒下農産物直売 今回はかぼちゃ、茗荷、ししとう、ピーマンなど全部はけました。

02 シュウカイドウが真っ盛り.jpgシュウカイドウが真っ盛り○シュウカイドウ この季節はシュウカイドウの花がテラス周辺、竹林手前できれいに咲いています。とくに人が入らない竹林手前は昨年より群落が広がったように見えます。ははそ道から見ると心がなごみます。





土木班報告<Y潮田>

前回着工した新道「炭のみち(仮称)」は「ははそ道」からの分岐点となる竹薮から斜め上方向へと延びていく。その入口付近や傾斜が急な途中の数箇所には階段を設ける予定とし、差し当たってはルートを選定しながら距離を進める。ここからあそこまで、邪魔になる小枝を処理し、土留めの木を渡して、つまづきそうな根や石を掘り起こし、斜面を崩して平坦にしていく作業。
03 竹薮付近から見た新道.jpg竹薮付近から見た新道04 あっち?こっち!.jpgあっち?こっち!06 新道作業風景.jpg新道作業風景








テラスで感じられた爽やかな風はこの現場には存在せず、あいかわらず暑い!蒸し暑いのが苦手な私の稼働率は自己分析で50%程のだらしなさで、
丸太を移動させてはハァハァ…
崩れやすい斜面に足を取られながら数メートル登ってヒィヒィ…
掘り起こした石を持ち上げてフゥフゥ…
考えていることはただ一つ、早く涼しくならないかなぁ…

今回は浮石の下付近で作業終了。斜面の下方には「ははそ道」が見下ろせ、進行方向には尾根らしき明るい箇所が見えるので位置関係を把握しやすい。尾根道に到達し、ボサ刈り班のメンバーが利用できる道になるのはいつ頃になるだろうか。

本日の作業進行状況、距離を測り忘れたので、ずいぶん進みました!ということにしておきます。

07 炭窯の新しい煙突.jpg炭窯の新しい煙突08 みんなグッタリ お疲れ様でした!.jpgみんなグッタリ(!?)           お疲れ様でした

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第72回 定例活動報告
「東の森(9月4日 第1土曜日)」

全体報告<大日向>

01 朝礼風景.jpg朝礼風景
9月になったら少しは涼しくと思っていたのがいやはや…。猛暑が弱り切った身体にボデーブローのように効いて、ぼんぼり山の会が始まって以来の厳しい作業日となりました。それでも55歳のTさんと27歳のSさんの初参加を含めて19名が集まりました。作業は引き続きのぼさ刈り(別記)とははそ道周辺の整備(別記)とに分かれ、午後はこの暑さで各人自由行動としました。

○ぼさ刈り  もともと荒れた森ですから、残した木も大半が形も悪い不良木ですが「地面に光を、空を広く」の目的は達成できたと思います。来年の芽吹きどき、そして今頃どう変化しているかが楽しみです。02 初めまして その1.jpg初めまして その1
雑山の右側、浮き石の対面で楢の大木が今年の大風で根こそぎ倒れているのが見つかりました。しかも別の楢の大木に複数個所で架かり木となっている始末の悪い状態です。しかも持ちあがった根元は幹を切り倒すと半回転してずり落ちる状態で根元を小さく切り刻む作業も入ります。ガレ場で萌芽更新の始末が遅れて大きくなりすぎ、今年のような風で自分自身を支えきれずに倒れてしまったのです。半世紀前の里山再現!のキャッチフレーズは恰好よいがいざとなると厳しいものがあります。

○新道 雑山を横切る第2作業道作りです。ははそ道より上部、浮き石の下、ヤブラン群生地、そして楢の倒木あたり厳しい作業道です。今日20メートルほど進んだようですが、ガレ場に入ると土留めの作業が大変です。

03 初めまして その2.jpg初めまして その2午後になって元気組は尾根筋のハイキングコースを伝って演習林に入り風倒木の整理をする予定でしたがハイキングコースを妨げる風倒木の整理に追われ予定の作業に入れませんでした。ハイキングコースの整備は当会の目的には入ってませんが目の前にあるとそれはそれ、手を出すのがボランティアのよい所です。

初参加者のTさんは他の会でも経験があり安心して任せられましたが、27歳のT君はS嬢が鋸の使い方から始まって徹底的にフォローし、最後は径10センチ以上の檜を倒しご機嫌でした。しかしアフター5での注文が何と漬物!相当にばてたようです

05 テラス裏 シュウカイドウ.jpgテラス裏 シュウカイドウシュウカイドウの群落が竹林の手前でも増えつつあり今が盛りです。もっと広がっていくのでは、、、、。

軒下野菜販売は6種類の野菜が入った袋で用意され全てがはけました。
アフター5は13名が集まり、運転者の方には申し訳なかったですが生ビールのおいしかったこと!最悪の日に最高の味でした。


初参加者の感想<清水諭>

間伐体験・倒すぞ~.JPG間伐体験 倒すぞ~!今回初参加させていただきました清水諭です。
思えばあそこまでの山に入るのも初めてだったので体験した全てが新鮮で驚きでした。
参加されている方々もいろいろな年代や職業の方達で、教えていただいた事、話していただいた事、新しい発見ばかりでとても充実した一日を過ごさせていただきました。
これから参加できる時は是非参加したいのでよろしくお願いします。
ありがとうございました。


初参加者の感想<田畑>

今回、縁あってぼんぼり山の会に参加させていただき、ありがとうございました。
今日も暑かったですね、水分補給の3リットルのスポドリ無くなってしまいました。
皆さん暑さに負けず作業をこなしているのを見て感心しまくりで、でも私はマイペース・マイペースで作業を楽しみました。これも皆さんの余裕ある対応かと思いました。
そして、荒れ放題の薄暗い人工林に手を加えることにより、少しずつ明るくなってくるのは、とても気持ち良いですね。
また活動に参加したいと思います。

ボサ刈り報告<冨田>

連投になり、こんな報告文で良いのかなと思いつつも、何時もの調子で報告です。

今回もすごく暑い日でした。作業現場ですが、前回の位置より全体的に左側に進んでの作業となりました。今回も極力体温が上がり過ぎない様に注意しての作業です。一休みを多くとるようにして、少しサボるようなペースで進めて行きました。但し、ケガ防止の為にも手抜きは禁物です。一二歩移動する時もノコを鞘に収める。ツイツイ近道で直登などしたくなりますが、歩数が増えますが回りこむようにする。長い・重い物は無理せずに、一手間になりますが切ってから動かす。力任せにノコをひかない(切り抜けたノコが自分に向って来ます)など守りながら行いました。作業には10名が入り、鉄塔と左側の谷まで間のボサガリが完了しました。来月からは、谷の上部での作業になります。

暑い月も作業を行うのか…、私が思うには、夏は下草刈り・ボサ刈り、冬は枝打ち・間伐など行いますが、夏の作業を行っておくと冬の作業が行い易いのです。ボランティアとして月4~5回の週末から2回(年24回)と限られた回数もあり、少しにしても、行える事を前に進める事が大切である。夏以外でも、6月は雨、冬は寒く、お昼を取った後に少しすると寒くなるので、休憩も短めで作業に戻ります。そんな中でボランティアとして参加するのは、365日の内の24日を森林保全に役立てても良いかなと思い、都合がつく日は参加していきたいと思っている。

今回の水分補給ですが、山の中で2.5ℓとり、帰りの分はビールになってしまいました。何時もは真直ぐ帰るのですが、余りの暑さについつい秋川会議に参加です。会議と称していますが、その内容は人によって、単なる飲み会・有志のアフター・反省会・いや、一息つきながらの打合せと色々です。暑い中、頑張った後なのでビール美味かったです。

11 ハイキングコースをふさぐ倒木.jpg尾根道をふさぐ倒木12 ここを伐って!指導風景.jpgここを伐って! 指導風景13 チェンソーシスターズ.jpgチェンソー・シスターズ



道路班報告<清水>

新ははそ道(炭のみち)

とてつもなく暑い日だった。昨日よりも今日と、どんどん暑くなっていく気がする。ヘトヘトになりながら基地への直登の坂を上がり終えただけで汗が噴き出した。しかし海抜がやや高いせいかときおり涼風がふき一息できる。
ははそ道・新道1.jpgははそ道・新道 その1
午前中、竹のこみちの両側の伐採に向かったが、その前にと思い道具を途中においてボサ刈りに行った仲間にコーヒーを届ける。平坦に作った竹のこみち、そしてははそ道を通ると難なく現場到着。しかし尾根に向かって散開したボサ刈りグループのところまで斜面を上がっていくのは極めて大変。こんなとき、もう一本上の方に道があればどんなに楽かなと思い、一時、中止していた道づくりを再開することにした。

午後の作業。新ルートは竹のこみちとははそ道の交差するちょっと上。小高くなった、今は使われていない炭焼き釜のところから、「ははその森」の上部を目指すことにした。ははその森の上部には昔使っていた炭焼き釜跡がある。この二つの炭窯を結び、ははその森を横断し、現在ボサ刈り作業中の森に至ることになる。
前回の道づくりと違って、今回のは一輪車の通れるということは関係なく、ともかく人が楽に歩けるルートということになるから坂道あり、階段ありと変化に富んだ道になりそうだ。

ははそ道・新道2.jpgははそ道・新道 その2午後から4人で作業を始めたが、この場所はやたらとむし暑い。10分も動くとまた汗がふきでてくるし動きも鈍る。両側の丁度よいところに、これまた、丁度倒すのに手頃な木があり作業は簡単に進んだ。1時間弱で約25メートルの進捗。今度は階段も作れるからははその森への到着は2日間ほどで到着しそうだ。ははその森の上部は、ただ歩きやすくすればよく、東電の作業道も近い。とりあえずは尾根道の東電作業道にドッキングすれば、ボサ刈り現場にすぐ行けることになる。そんなことを考えながら第2ルートの建設が始まった。

・・急募・・ 土木作業員(無給・年齢不問・保険あり)

08 溶き卵を入れて完成♪ あ?…味噌忘れた!.jpg溶き卵を入れて味噌汁完成♪ あ!味噌忘れてた…09 柚子 その3.jpg柚子17 終礼風景.jpg終礼風景 お疲れ様でした!

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