2012/08 report

第121回 定例活動報告
「東の森(8月19日 第3日曜日)」

全体報告<大日向>

DSC_4212_1707.JPGとにかく街中は暑い!!
立秋を過ぎたのにと思うのは旧人の感覚か?厳しい残暑が続いているなか22名が集まった。しかし テラスまで上がってくると涼やかな風が吹き、青空は秋のもようであって生き返った気持ち!

今日の主なイベントは作業を続けている尾根筋でハイキングを兼ねてミーティング、80を超えた長老まで登って来られたのは驚きと共に敬服である。

この尾根筋をどうするか?メンバーが共通の認識を持つ事が必要と大げさに考えたが、尾根筋の広葉樹に侵食されたヒノキ林?は落葉広葉樹を活かしてみじめなヒノキの伐採、日差しを妨げる暗い常緑広葉樹は見通しを良くし、ヒノキがまだまだ負けていないところはヒノキの間伐等が大まかな決まりのようだ。また以前から気になっていた大きな風倒木は椋の木だったそうである。
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森を見てから各自それぞれ持ち場に散らばる(別記)が二年後くらいのハイキングが楽しみである。
数人がテラスで気持ち良さげに昼寝をしていたがあのハンモックはどこへしまいこんだろう。無理しないがモットーであるが頑張ってしまう人も出てきてしまうが各人各様である。

アフター5の生ビールがおいしかったこと!ドライバーの皆さんすみません!


活動報告<北山>

DSC_4277_1772.JPG午前中は会長から予めご提案頂いていた通り、土木班も尾根筋近くの状況確認に同行いたしました。尾根筋直下は広葉樹と針葉樹の混じった雑木林となっており、どのように整備したらいいかということで意見が交わされました。私の感想を申しあげますと、尾根筋にはハイキング道がありますが、ハイカーの視点から考えるとやはり雑木林の状態がいいのではと感じました。私も冬になると日なたを求めて低山の尾根筋を歩きますが、落葉した雑木林の南斜面は大好きです。

私はその後山林作業に加わり、久しぶりに伐採、整理をいたしました。
情けないことですが、思いのほか体力を使ってしまい、午後はテラスに座り込んでしまいました。それでも何かしようと思っていたのですが、体が動きません。もう一人テラスで気持ちよさそうに寝ておられたのにつられて、一時間近く寝てしまいました。気が付いたら作業を終えて皆さんがもっどって来られた時でした。従いまして午後テラス周りで皆さんが何をしていたか定かではありません。こんな報告でよろしいのでしょうか。申し訳ありません。

活動報告<草野>

作業中の緊張と仲間の「ゆるい」関係のギャップの中で・・・

今回の活動日は空の雲には秋の気配があっても、お天道様は燃え盛り、空気は熱気を含んでまとわりつき熱暑というにふさわしい一日でした。

セミが大合唱をする中、現在作業を行っている上部の取り扱いをどうするかを見る「どうする探検隊」が基地の裏から出発。施設部隊が作った歩道は途中までは高齢者に気遣いがなされているが、所有者の同意が取れていないとかで尾根に近くなるとふくらはぎが痛くなるような直登、これで普段の十倍ほどの大汗をかく。そんなわけでこの日の水分補給は約2リットルでした。

問題の箇所は、東電の鉄塔がある両側の尾根を含む台地、崖下は造林木が比較的よく育っている。台地は造林したヒノキが残っているが全体的にモミ、アラカシ、シデなどの天然生樹木が優先するいわゆる不成績造林地、乾燥気味の土壌条件から見て、基本的には積極的な手入れをする必要はありません。しかし、すぐそばをハイキング道が通り、この台地がよく見えるので、被圧木、枯れ木、折損木、下木、つる、などを整理するいわゆる修景施業を行って明るい林にして見かけをよくすることをお勧めします。この場合、紅葉する木、花の咲く木は意識的に残したほうがいいでしょう。
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「ぼんぼり山の会」は平均年齢が高い。その中で団塊の世代の紳士淑女が多く、中堅として奮闘している。団塊の世代は昭和22年~24年生まれで人生の「押しくら饅頭」をしてきたような連中である。それだけにたくましいが理屈も多い世代である。今、彼らは定年を過ぎ、大部分が第一線を退いたものの、まだまだ頭も体力も健全?会の中でも上を敬い、下を慈しむ存在として作業にコミ(ノミ)ュニケーションにその経験を遺憾なく発揮・脱線しているようだ。

その団塊の世代のアンカーである私が千葉から2時間半かけて通うこの会の印象です。
別に意識的になったのでなく、自然に出来上がったものだろうがお互いを尊重し、決して強制したりしない関係でフランクな雰囲気がたまらなくいい。こういうのを「ゆるい関係」というのだろうか。ここにくるのが楽しみなひとつである。そんな状況に危機感を持ったか「おっ家内」が「私と居るよりぼんぼりのほうがいいみたいね」との問いかけに「うん」と言いそうになるのをこらえ「バカいうな!おまえとぼんぼりを比較することはできん」と聞きようによってはどっちにでもとれる答えをして冷や汗をかいたことがある。
こんなゆるい関係も作業中はいかに自分と仲間を守るかの緊張感を持って安全作業に徹しなければならない、そのギャップもいいのかもしれない。

ストラップ.jpgその安全作業について、今回、かかり木した伐倒木を処理する新兵器を使ってみたところ比較的簡単に処理することが出来ましたのでご紹介します。その名を「キャリングストラップ」といいます。かかり木をテコの原理で小さな力でも回してかかられ木からはずすものです。以下その使い方です。かかり木はズクしないで(億劫がらず)ちゃんと処理しましょう。

DSC_4222_1717.JPGなんでしょう?DSC_4241_1736.JPGスカイツリー…わかるかな?DSC_4245_1740.JPG無残…
DSC_4248_1743.JPG炭窯の煙突になる予定DSC_4261_1756.JPGみょうがDSC_4260_1755.JPG今日の一杯
DSC_4268_1763.JPG柚子の葉に…セミの抜け殻DSC_4274_1769.JPG柚子の葉陰に…!!!DSC_4327_1815.JPGテラスでは… zzz

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第120回 定例活動報告
「東の森(8月4日 第1土曜日)」

全体報告<大日向>

DSC_4085_1580.JPG東京で一番暑い街・練馬区と比べて五日市駅は体感で2度くらい涼しいか?風がさわやかでした。避暑気分?で17名が集まりました。

特筆は茗荷汁と二回焼き炭(別記)です。
春にメンバーが持参して植えた茗荷が見事に育ち、期待した通りに蕾が地上に出て香り高い茗荷汁となりました。自治会長からトマトの差し入れもあり野趣豊かな食事となりました。

前回、前々回報告の炭焼方式が結果的に成功してこれで早出・遅番の必要もなくなりそうです。
尾根筋の除伐作業は順調。頂上部分はつる切りだけでいいのかな…新メンバーも頑張ってくれてましたがまずは無理をしない事です。
竹林はベテラン2人で丁寧な作業が模範となります。
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中の森(別記)へ希望者数人で訪ねてみました。人気者だったおばあちゃんが息子さんの家に引き取られて空き家となり、我々が手入れをしたところは間伐のおかげで空が広く明るい森が維持されているが、整備した祠は藪に埋もれ、持ち主の意向で間伐をしなかったヒノキ林は真っ暗、猪が荒らし放題!考えさせられる訪問でした。

次回は引き続き茗荷汁が楽しみ。
9月には有志によるぼんぼり川景観保全の作業をします。

活動報告<尾島>

DSC_4093_1588.JPGメンバー全員が基地に集まったかどうかという頃でした。K長は「開けてみようよ!」と。「えっ、朝礼が終わってからにしましょうよ」と応じたのですが、突発的な条件で結果的にそうなってしまった。
【ぼんぼり式炭焼き(2回に分けての焼き方)】の結果を早く見たいと思う気持ちはK長だけでなく皆のものだった事でしょう。

さて、朝礼後、久しぶりに登場の炭焼き師匠Kさんが窯の上の土を退かして上蓋を開け、「あ、白い!」。“白い”というのは炭を通り越して灰になってしまったという意味なのです。窯の前でブロックを退かし、前蓋の前の土をスコップですくっていた私はそんなはずはないと確信がありました。そして、前蓋を開けるべくそれを固定している枠の留め金具を外そうとするのですが、なかなか外れず誰かの「引き延ばすねぇ」の声。見かねてTさんが代わってくれ、漸く留め金具は外れました。枠を外し蓋の両サイドを持って動かすと、蓋の内側に付いている大きな焚き口の箱越しに黒い色が見えました。「やっぱり、良かった…」。まず大丈夫とは思っていても見て触ってからでないと分からないからです。それからは皆の嬉しさを背に感じながら買い物班がスーパーからもらってきた段ボール箱に炭を移します。「良いねぇ」、「断面が光ってる」、「(木の)皮が付いたままのは良いんだよ」等々、思いの外の出来の良さに言葉も弾みます。今までで一番姿の美しい炭のような気がします。しかし、下の方の太い何本かは炭になりきれずに黒くなっていても木でした。これは煙が透明になる前に密閉したので当然の結果です。
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前回に取り出したものと合わせると、抱える位のダンボール箱3箱に少々足りない位の量です。嬉しい事に、Tさんは地元でバーベキューをやるからと大量に袋に詰めました。他には脱臭用等でこぞってスーパーの袋に入れて持ち帰ってくれました。木を伐って炭を焼いて使うという一連のサイクルがぼんぼりにはあるのです。その一端を担える事は喜びです。

これで、一旦火を消してから再開しても問題ないことが分かりました。
そこで、今後について考えられる事は…

①【ぼんぼり式炭焼き】の時間は通常の時間+2回目の着火から通常の温度に上がるまでの時間(1時間位)なので、早出は必要なくなり状況によっての2回目の残業のみでよくなるのではないか?

②2回目の着火前に上から焼けたものだけ取り出したが、それは熱伝導率の高い固体である炭材を熱伝導率の低い気体の空気に置き換える事になる。できるだけ高温を必要とする事から考えて取り出すのは止めた方が良いのではないか?

③上の方から焼けて良い炭になるので、太くて良い材は上の方に詰めた方が良い。

これからも様々な事が起こり、そこから色々な事が見えて来るでしょう。
『何と面白い遊びをみつけたものだ!』と思います。

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活動報告<辻田>

久しぶりに中地区(中井地区)を訪問しました。

H21年9月20日に中地区の納戸より機材を運び出して撤収(?)してから早3年弱経過。
大自然の中での3年なんてほんの瞬間だが、自然の力とはどんなものか興味半分、怖さ半分、そして懐かしい3人おばあちゃんに会える胸のときめきを抑えて押さえて…。
実は今年7月15日の本陣での一泊懇親会の席上で、地元T氏より梅ばあちゃんは子供たちに引き取られ家は無人と聞いていた。

午後一時半ごろ中地区のOさん宅を覗くとばあちゃんがお腹を押さえながらにこにこと顔出してくれて、皆さんの様子をつぶさに話してくれた。70~80才のばあちゃん達にとって3年という時間は個人差もあるがやはりあらゆる面で体力を奪う様を見てしまった。ちなみにOばあちゃんは今年75才。Umばあちゃん(確か今年85才)宅は無人で子供たちの所へ引取られて行った由。Otばあちゃん(年齢不詳?)は山へ草刈りで会えなかったが独身の息子さんが昼寝から起きて雑談しそして山へ入ることの許しを得た。

いや~3年経過の山の中は想像以上にひどかった。雑草が腰まで生い茂り、いたるところに猪穴。3年前あれだけきれいにしたのに(写真をご覧あれ)。
<Before>
剪定枝の焼却中.jpg剪定枝の焼却中カリン木の剪定.jpgカリン木の剪定終わりのミーティングもビニールハウスの中.jpg終礼もビニールハウスの中

<After>
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記録を見ると、H20年1月5日の自治会館での新年会に柚子組合関係者8名が参加。そこで「オラの山も見てくんろ!」となったようだ。メンバーの誰かが酒の勢いか知らないが「よっしゃ」と言ったらしい。ばあちゃんたちは次回から柚子の剪定をやってくれると合点。

いよいよ1月20日(土)当日、平地でも雪が舞うかもとの予報も出ている冷え込んだ、寒い寒い朝!!吐く息も白い。風邪などで体長を崩している人も多いようだ。今日は、ちょっと少な目の14人の参加。車に分乗、到着した自治会館前の駐車場には、新年会に参加されたばあちゃんたちが出迎えていた。なんだろう?? さっそく柚子畑に案内するという。既に昼食にはけんちん汁、豚汁、おでん、漬物等を振舞う準備までして待っていたという。ここまで期待していただいているのであれば“やらねばならない”と急遽予定を変更し全員で中地区に向かうはめに。現地では早速柚子の剪定と言いたいが、枝は伸び放題、蔓が絡んで絡んで…、それに今まで刈った枝が所狭しと山積み、でも一日作業が終わると周りは見事に変身。

そんなことで毎月第三日曜日を中地区での作業日と決めて、我々本職の間伐作業にアルバイトの柚子もぎ、剪定、かりん木の剪定やらなんやら足かけ1年半、H21年9月に撤収となった次第。

そろそろ中地区もほっておけなくなりそう。みなさんどうする?

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