2012/01 report

第108回 定例活動報告
「東の森(1月15日 第3日曜日)」

全体報告<大日向>

DSC_2932_469.JPG2012年初山入りとなりましたがとにかく寒かった。今年一番の寒さだとは自治会長の弁ですが、それでも初参加者2名、会の長老も含めて21名が薄日さすテラスに集まりました。

会設立から6度目の山始です。ベテラン司祭による御幣、お神酒、のこぎりなどを納め山の神への安全と健康を祈願しました。昨年は地震、津波、そして放射能と心の奥底から揺さぶられた年で、その傷跡がまだまだ残る新年となりましたが、これ以上悪くはならない、少しでも良くなるのだという願いもダブらせました。

作業は越年した架かり木の処理と派生したほだ木材と薪炭材をテラスまで運ぶ作業(別記)に終始しましたが寒い中無事に終わりました。

もともとこの森は小規模山主の集合林でご多分にもれず荒れ放題の山で、ぼんぼり山の会が地元の了承のもとに少しずつ間伐して光が入るようにしてきたものですが、今回の架かり木の年輪も60以上を数えました。

山裾に沿って我々が営々と作り上げ「ははそ道」と名づけた平坦な作業道を、福島の農業を応援しているという初参加者を先端まで案内しましたが、自然の力の中で人間はいかに小さく非力なものか、と語られたのが印象でした。

森もよりよい環境が与えられればより旺盛な生命力を発揮する。
生かすも殺すも人間次第。
それには継続がキーワード。
次の世代にうまく襷を渡していく。
新年にあたっての決意?

ほだ木の山が築かれ、新年らしくお汁粉がふるまわれ最初の活動日が終わりました。
麓では畑ガール達が鍬始めに参加して彩りを揃えてました。
それにしても再度… 寒かった!

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活動報告<清水>

2012年の幕開け

今年も元気でぼんぼり活動が始まった。まずは山の神様への安全祈願。神主は例年のごとく長老のTMさん。雰囲気といい経験に裏打ちされた風貌が神主さんにピッタリだ。本職でないだけに余計に真実味を感じる。なにしろ商売抜なのだから。必要なものも一式持参してくれた。昨年の山開きに勝手にご神木と決めた杉の木の下に祭壇をつくりTMさんの掛け声に合わせて今年の安全祈願がなされた。昨年の一年間も何事もなかったので安全祈願の効果は十分あったと思える。
今年も安全でありたい。とくに今日はぼんぼり山の会、始まって以来の難しく危険な作業が控えている。「下手したら…」という思いが昨年の最後の定例活動後から今日まで頭から離れない。きっと同じような思いをしていた人は多かったと思われる。それだけに、今日の山の神様への祈願は真剣な気持ちだった。

DSC_2957_494.JPG本日の Before今日の作業は、ははその森で年末にケヤキにかかり木となったコナラの大木の処理が中心だ。本来、枝下ろしをしてから切り倒すべき樹木だった。斜面であること、そしてコナラの樹形、重量とその重心のあり方から、結果論ではあるが人力でコントロールするには全く無理な相手だった。想定外というより想定した通りの最悪のかかり木となってしまった。幹回り約2m弱、高さは枝先まで30m位ある。重さはわからないが、先日、1トンのレンガをトラックに載せた感覚でいうと数十トン、いや、そんなものでは済まないかもしれない。その木の下で作業する仲間をみるとなんと小さく見えることか。ここまできてしまうとボランティアだからそのまま放置とかいうわけにはいかない。何とか処理しなければならない。作業は会でもベテラン中のベテラン二人が中心となって行った。

DSC_2996_529.JPGAfter前回の作業で、幹元の方を少しずつ玉伐りし、かかり木が、かかられているケヤキまで近づけて,やや直立になっていたので、きょうの午前中の作業ではまずチルホールでけん引を試みる。結果はビクともせず、ワイヤーが切れて終わった。午後からは打ち合わせどおり、基地にある役に立ちそうな道具を総動員。はしごを使って4mほどコナラの分かれ枝のところに登り、そこからケヤキとコナラをワイヤーと荷締器で結ぶ。まだ安心できないので安全ベルトを使い、ケヤキ側にベルト部分を人の胴体と同じように結び、安全ロープ部分をコナラに結ぶ。こうしてすでに根のないコナラの大木が倒れるのを防止。それでもコナラの重みを考えれば倒れないという保証は全くない。そうしたうえで、下の部分を玉伐り。この時は切り終わると同時にコナラが大きく動き1.5mほど真下に落下。見ていて一瞬あせった。作業を担当したTさんはあわてて待避。といっても巨大な樹木故、逃げられるものでもない。大きなカケのようなものだ。正に命がけの作業だった。荷締器や安全ベルトの使用が功を奏した。次に横に大きく張っている枝Yさんが切り落とす。この時は荷締め器も安全ベルトも外してあったので全くのフリー状態。枝の切り離しでコナラ全体が大きく揺れる。全く心臓に悪い。しかし何とか難関通過。いぜんより小さく軽くなったようなので今度はチルホールで倒す方向にけん引。少しずつ動いてとうとう大きく音をたてて倒れた。倒れるとき、枯れた葉が空に舞いすごい光景だった。思わず全員拍手。苦労をしただけあっただけにおおきな安堵感につつまれた。見ていただけのものでもそうなのだから、実際作業した人は余計に安堵したと思う。本当にご苦労さまでした。この日は森の神様に大いに感謝してもよいと思われる。

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12月からの作業で大きなコナラが数本切り倒された。その為、ははその森は全員での片付けが必要だった。例の大物のかかり木の処理の進行を見ながら、片付けも精力的に行われた。伐採樹木がコナラなのでシイタケ栽培用のホダ木はいくらでも取れる。これから何回かホダ木を採取するとシイタケ菌の種駒を沢山購入しなければならない。「そんなにシイタケばかり作ってどうするの?」という声が聞こえてきそうだ。そんな訳で今日は殆どの仲間が、ははその森に集まった。コナラのかかり木が倒れたところできょうの作業は終了。

基地に戻ると、お汁粉の用意。ご丁寧に餅入り。「お汁粉とぜんざいって違うの?」「ドロドロしているのが、ぜんざい。これはドロドロしていないからお汁粉…」「本当かね?ただ水を多くしただけじゃないの?」そんな他愛のない会話しながら暖をとる。三時にもなるとこのあたりは急に気温が下がる。こんなときの暖かいお汁粉は実に美味しい。作ってくれた仲間に三拍手。

山を下りて、秋川へ。お汁粉のお餅がきいて、その上、寒さからビールも飲まず日本酒ですます。安さこのうえなし。なにしろ9人で11,000円とか。そういえば去年の2月の定例活動日の作業後の秋川も、お汁粉後の飲み会で異例の安さだった。そのせいではないけれど居酒屋の主人は店を辞め、ほかの名前の店となり、名前も変わった。今度の店長は長く続いてくれるといいのだが。店長曰く「ぼんぼりの皆さんの顔を見れるだけでいいですから・・」。とニコニコ。

今日一日、TM神主さんの祈願のお陰でいい一日だった。できれば居酒屋の店長にも、祈願の効果が及びますようにと心の中で勝手に願った。(9人で11,000円では商売繁盛は無理か)
とにかく今日の酒はすごくうまかった。今年もみんな良い年でありますように。


DSC_2990_523.JPGお弁当タイム♪DSC_2979_512.JPG今日の一杯DSC_2985_518.JPG食後のひと時 寒い日は火のそばが人気です

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